日本語が世界を平和にするこれだけの理由 金谷武洋

この本の題名は、大げさではなかった。 言葉の持つ力、それも日本語が持つ力を、わかりやすく教えてくれた。 ノンデュアリティとは言及されていないが、二元論の限界についても、参考になった。 多くの日本人が、志をもって、世界を平和にすることに、賛成。

水泳着 SPEEDO

山間部で育ったので、ずっと、泳げなかった。 名古屋に単身赴任した時、水泳レッスンを受け、このスイムウエアを買った。 数か月で、一通り泳げるようになったが、1時間のレッスン中に1kmを泳ぎ切るまでには至らず、単身赴任が終わった。 それから、10年以上…

不動智神妙録 池田諭 訳

沢庵和尚による、「剣法(兵法)と禅法の一致(剣禅一致)」についての書物。 1600年代に書かれたものだが、まったく、違和感がない。 現代スポーツも同じ精神性の延長線上にある。

除湿器 SANYO

1998年に購入し、23年間も活躍した。 加湿機能が使えなくなり、フィルターも入手できなくなったので、買い替え。 お疲れさまでした。

禅と日本文化 鈴木大拙

もともと外国人のために、英語で1938年に出版されたものを、北川桃雄氏が1950年に和訳されたもの。 禅、美術、武士、剣道、儒教、茶道、俳句。 日本の歴史を通じて、最も典型的な 日本人は誰だというと、上杉謙信、伊達政宗、千利休などを挙げてみたくなる。…

青春論 亀井勝一郎

戦後、10年くらいの間に書かれた、随筆。 この頃から、憲法改正が国会の重要な議題になっていた。 ある外国の方が、日本国籍を取得された時に、日本国憲法を理解するために、それを読み始め、3回目に入っていたという話があった。 早速、私も読んでみたが、…

がらくた 江國香

ある年代まで、自分は、「ふつう」の人間だと思っていた。 だんだん、「ふつう」でない部分が自覚できてきて、「ふつう」の人はいないことがわかった。 ある時、ある場所、それぞれの「ふつう」を意識しつつ、ちょっとだけ、「ふつう」でない生き方をするの…

考えごとしたい旅 益田ミリ

フィンランドとシナモンロール。 フィンランドと聞くと、森とか湖を思い浮かべるが、著者の旅は人のいるところ。 そのほうが、かえって、良い意味での孤独を感じやすいのかもしれない。 孤独とか孤立を問題視する風潮には疑問を感じる。 このITの時代に、孤…

サンドの女 三人屋 原田ひ香

「三人屋」もおもしろかったが、本作はどちらかというと、シリアスですな。 ”ちょっぴり、ほろ苦”という表現がぴったり。

言志四録 佐藤一斎

この本のことは知らなかった。 それもそのはずで、訳注者の川上氏が述べておられるように、絶版となったため、世に知られていなかったようである。 1813年、江戸時代のものである。 このことを知らなかったら、戦中・戦後くらいに書かれたものだと思ったかも…

少女パレアナ エレナ・ポーター

1913年の作品。 まだまだ、不朽の名作というものが、世の中にはたくさんあるのですね。 ウェブスター辞典には、「パレアナ」という普通名詞がでており、「エレナ・ポーターという作家の有名な作品『パレアナ』から作られた名詞で、喜びを意味する」と書いて…

ヤッさん 原宏一

なんとも、風変わりな、ホームレスの話。 テレビドラマには、もってこいかも。

蔦重の教え 車浮代

タイムスリップの話はよくあるが、この本は他にはない、妙な味を醸し出している。 何故かなあと思ったら、題材は江戸であるが、「教え」は今も共通だから。 実在の人物を扱う小説は、著者の考えを、随所に散りばめられることもあり、読みごたえがある。 主人…

俄 司馬遼太郎

久しぶりの、司馬遼太郎。 相変わらず、おもしろい。 ボランティアの原点の人かもしれません。

少年日本史 平泉澄

なんとも、不思議な感じがする、書籍である。 この、7百数十ページにおよぶ、和歌や俳句がふんだんに使われた文章を少年・少女が読む機会が、いつ、訪れるのであろう。 すべて、フリガナがふってあるので、読むことは読める。 中学校、高校の時に歴史の授業…

葉隠入門 三島由紀夫

「武士道といふは、死ぬ事と見付けたり」 あまりに、有名な言葉だが、字面だけでとらえていた。 矛盾するように感じるところ、ハウツーみたいに思えるところも、おもしろい。 興味関心が二方面に向くのが悪いのである。 ひたすら武士道に励むことだけで、ほ…

リサイクルに興味がある。 何故、好きなのか、あまりよく考えたことはない。 考えてもわからないことだし、考えてもしょうがないという側面もある。 但し、これだけは確実に言えるのは、使い切ったときの快感である。 チャリティーショップ(リサイクルショ…

人間の生き方、ものの考え方 福田恆存

言葉の難しさと、大切さを再認識。 「出発点としての絶望」など、示唆に富む講演が多い。 常に疑問を持ち、思索を続けることは義務といえますね。

代表的日本人 内村鑑三

彼が挙げているのが下記の5人。 西郷隆盛 上杉鷹山 憲法に定められた権利を求めて争いが生じ、争いを収めるのに法律に頼ろうとする。 昔のように、心に頼ろうとしない。 西洋の知恵がもたらされる前に、日本のある地域では既に平和の道を知っており、独自に…

小林秀雄講演 【第二巻】 信ずることと考えること

この講演は、昭和49年8月、鹿児島県霧島の夏季学生合宿教室でのものである。 考えるということの、深遠さを、考えさせられた。 質問力にも言及されているが、この講演の質問者は上出来だと思う。 今、大学の講義でこのようなやり取りが、どれだけ、行われて…

日本酒の話

母親から、日本酒の3本セットが届いた。 自分は、純米酒しか飲まないので、ダイレクトに言うのは憚られたので、「自分は純米酒が好きなのだ」ということを、伝えていた。 届いたうちの、1本は、本醸造だった。 そこで、ふと、気が付いた。 私が純米酒に拘る…

励まし力 四辻友美子

久しぶりの、斎藤一人本。 何が良いって、斎藤一人さんの言うことは、今も昔も変わらない。 どんどん、わかり易くなってきている。 「顏晴ってるね」この一言でよいですね。 「顏晴ってね」ではなく。

自分探しと楽しさについて 森博嗣

「自分探し」という言葉ができたのは、1990年代かなあ。 自分が学生時代には、その言葉はなかったけど、それに近いことをやっていたことを思いだす。 「君らしくない」と言われた時には、「僕はね、実は僕らしくないんだ」くらいに答えておけばよろしい。 楽…

光 土居伸光

この物語は、きっと、事実に基づいたものだろう。 まぶしすぎる光が見えることは、いろいろな方が、言っておられる。 でも、科学的に証明できないので、一部の人たちだけが、信じている。 宗教と思われる場合も多いようだが、実は、宗教とは何かを知らない人…

ウール100% 靴下

2018年1月に、ニュージーランドに行った。 クイーンズタウンで自分用のお土産として、買った、靴下が寿命に。 普段から、靴下は2枚重ねで、着用しているので、薄くなっても履き続け、穴があいたら、お役御免となる。 冬はやっぱり、ウールだね。

日本の大和言葉を美しく話す 高橋こうじ

こころが通じる和の表現。 日本語の美しさを余すところなく、伝えている。 こういう言葉を使えることが、知性があり、教養があるという。 この本の中に出てくる言葉の、1割くらいは使っているかなあ。 1割くらいは、まったく、聞いたことがなかった。 ことば…

人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 森博嗣

久々の森博嗣さん。 この本では、元も子もない記述は少ない。 彼らは、「寂しい」ことは悪い状態だと考えていて、友達がいれば「寂しくない」と勝手に信じている。 何の根拠もなく、そう思い込んでいるのである。 だから僕は、「寂しく」ても悪くないこと。…

Brooks Brothers

Brooks Brothers は、よく、買って着ていた時期があった。 伊勢丹に入っていた、Shopの店長の方が、親切で、それも大事な要素だった。 退職のお祝いとして、ハンカチをいただいた。 Brooks Brothers から、話がどんどん展開し、メアドを交換するまでになった…

小林秀雄講演 【第一巻】 文学の雑感

講義の録音であるが、よくまあ、話題が豊富で深いこと。 昭和45年8月9日、雲仙での講演。 古さを感じさせないのは、内容が色褪せないものだから。 こういう方が、教師というものだろう。

ヒンシュクの達人 ビートたけし

2013年に発行された本で、その当時の話題が出てくる。 きっと、当時はマスコミを賑わしたであろう、芸能界の方々。 今も、テレビに出ている人たちも、いるが、そうでない人たちもいる。 ビートたけしさんは、ご自分の考えを持っておられるので、読んでて、お…