ハゲタカ、ハゲタカⅡ 真山仁 

経済小説では、かつて、城山三郎を好んで読んでいた。

 

 私は民間企業、いわゆる、会社で働いているので、登場人物の考え方や人間関係に共感することがあるので、面白いと感じるのであろう。

 

知るための読書ではなく、経験するための読書がいいなあ。

 

パーソン・センタード・アプローチ論文から最後の引用。

 

つまり、パーソン・センタード・アプローチとは存在の様式(a way of being)なのである。
これは単なる技術や方法ではなくて、ひとつの基本的な哲学なのである。
人がこの哲学を生きるとき、それは、その人自身の可能性の発展をさらに拡大させる。
人がこの哲学を生きるとき、それはまた、他者に建設的な変化が起こるように働きかける。
この哲学は個人にちからを与えるのである。
そしてこれまでの経験の示すところでは、このちからを個人が感じたときには、それは個人の変化のための、また社会の変化のためのちからとして用いられることになるのである。

このパーソン・センタードの存在様式がカウンセリングの場で生きられるとき、それはクライアントを自己探求と自己発見のプロセスへと導き、最終的にはパーソナリティと行動の建設的変化をもたらすのである。
カウンセラーがクライアントとの関係のなかでこうした諸条件を生きるとき、カウンセラーはクライアントの自己の核心に向けての旅のよき伴侶になるのである。

 

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