個立の時代の人材育成 横山哲夫

―多様・異質・異能が組織を伸ばす。

 

この方との出会いがなかったら、今の私は、まちがいなく、いない。

 

学ぶということの子供のような純粋さと、始めることに年齢は関係ないということ、人間に対する、根本的な信頼感が、揺るぎないものとして感じられる。

 

 

カール・ロジャーズ 1967年の文献から

学習を促進する対人関係。

学習を促進するのに有効であると思われる、それらの態度は、まずファシリテーターの透明な真実性であり、一人の人間であろうとする意味であり、その瞬間の感情と思考そのものになり、それを生きようとすることである。

この真実性が、学習者への尊重、配慮、信頼と敬意を含んでいる時、学習を促進する風土は高められるのである。

その真実性が、敏感で、正確な共感的傾聴を含むとき、実績な学習と成長を刺激するような自由の風土が、まさにそこに存在する。

生徒は発達するもの、と信頼されている。

こうした態度を保持していて、こうした態度に基づいて大胆に行動する人たちは、単に授業の方法を変えているだけではなく、授業革命をしているのだ、ということを私は明らかにしようとしてきた。

そうした人たちは、教師という機能をほとんど果たしていない。

もはや、彼らを教える人と呼ぶのは正確ではない。

彼らは、学生たちに、自由と生命と学習の機会を与える触媒者であり、ファシリテーターなのである。

 

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