がらくた 江國香

ある年代まで、自分は、「ふつう」の人間だと思っていた。

 

だんだん、「ふつう」でない部分が自覚できてきて、「ふつう」の人はいないことがわかった。

 

 ある時、ある場所、それぞれの「ふつう」を意識しつつ、ちょっとだけ、「ふつう」でない生き方をするのが、楽しいかも。

 

 

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考えごとしたい旅 益田ミリ

フィンランドシナモンロール

 

フィンランドと聞くと、森とか湖を思い浮かべるが、著者の旅は人のいるところ。

 

そのほうが、かえって、良い意味での孤独を感じやすいのかもしれない。

 

孤独とか孤立を問題視する風潮には疑問を感じる。

 

このITの時代に、孤独になることはとても難しく、孤独は貴重な時間である。

 

孤独を感じることを、もっと積極的にとらえたい。 

 

 

 

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言志四録 佐藤一斎

この本のことは知らなかった。

 

それもそのはずで、訳注者の川上氏が述べておられるように、絶版となったため、世に知られていなかったようである。

 

1813年、江戸時代のものである。

 

このことを知らなかったら、戦中・戦後くらいに書かれたものだと思ったかもしれない。 

 

いつの時代においても、共鳴できる価値観は存在する。

 

そんな、1冊であった。4巻まであるようだが、それは今は読まない。

 

存在を知っただけで良しとする。

 

 

 

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少女パレアナ エレナ・ポーター

1913年の作品。

 

まだまだ、不朽の名作というものが、世の中にはたくさんあるのですね。

 

ウェブスター辞典には、「パレアナ」という普通名詞がでており、「エレナ・ポーターという作家の有名な作品『パレアナ』から作られた名詞で、喜びを意味する」と書いてあります。

 

これだから、読書はやめられません。 

 

 

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蔦重の教え 車浮代

タイムスリップの話はよくあるが、この本は他にはない、妙な味を醸し出している。

 

何故かなあと思ったら、題材は江戸であるが、「教え」は今も共通だから。

 

実在の人物を扱う小説は、著者の考えを、随所に散りばめられることもあり、読みごたえがある。

 

主人公にそれを言わしめているのだが、それは自分の考えであり、それに共感できるときに、歴史を感じ、変わらないものをその当時の人たちと共有できる。

 

変わらないもの、大事にしたい。

 

 

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