2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

カール・ロジャーズ入門 自分が”自分”になるということ 諸富祥彦

ふとした、ことから、カール・ロジャーズの本を集中的に読んだ。 一応、これで、一区切りにする。 自分を意識しすぎると、つらいことが多い。 何故かと考えてみると、自分の責任は自分しか取れない、と気づくから。 ロジャーズはカウンセリングやグループセ…

創るセンス 工作の思考 森博嗣

これは、森さんの本領発揮の分野。 「作る」ではなく、「創る」なのです。 さきほど、テレビで、蕎麦の番組をやっていました。 江戸がおそらく発祥の、二八蕎麦。 出雲の十割蕎麦。 更科蕎麦。 松本の田舎の 「とうじそば」。 どれも、創ってましたねえ。 好…

夢の叶え方を知っていますか? 森博嗣

森さんの夢の叶え方は、単純明快で、わかりやすい。 わかりやすい、ということと、簡単ということは違うけれど。 やりたいことに、フタをしないことは、最低限必要かな。 自分探しみたいに、やりたいことを見つけるというのも、なんだか違う気がする。 私の…

臨機応答・変問自在2 森博嗣

記憶に残る、2人目の先生の話をしよう。 予備校の古文の非常勤講師で、どのかの短大の教授だったと思う。 なにしろ、授業が面白く、ぐいぐい、引き込まれた。 何が面白いと言って、先生自身が古文の面白さに憑りつかれていて、いかに面白いかを生徒に訴えか…

臨機応答・変問自在 森博嗣

森助教授VS理系大学生 私が初めて、先生ってすごいなと思ったのは、中学校の英語の教師であった。 印象的だった授業がある。初めての授業だったかもしれない。 「みんな、マリリン・モンローは知ってるよな?」。 中学1年生は、照れながらも、声をそろえて「…

大学の話をしましょうか 森博嗣

最高学府のデバイスとポテンシャル。 私は何のために大学に行ったかというと、社会に出るための準備期間、モラトリアムの時代であった。 良い大学を出ても、良い経済生活を送ることができることには関係ないし、良い人間関係を築くことにも影響は限定的であ…

「やりがいのある仕事」という幻想 森博嗣

この、一見、挑戦的な題名に惹かれて、購入した。 読んでみて、目から鱗であった。 森博嗣さんとの、この嬉しい、出会いがあってから、新書を中心に読ませていただいている。 「身も蓋もない」ことを言っているようで、核心を突いている。 常識にとらわれな…

キャリア開発 24の扉 小野田博之

組織・仕事・人・心を考える必携ガイド 読み応え、あり。 カール・ロジャーズ 1957年の論文 人間の本質について 私自身にとっては、人間は極めて複雑な生き物であって、恐ろしくひねくれた方向へ進むこともできるけれども、しかしその最も深いところでの諸傾…

ロジャーズ選集(下) カール・ランサム・ロジャーズ

カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文 読んで、よかった。 人間の本質について 1957年 私が自分の体験から見出したところでは、人間は、人類という種に生得的に備わっていると思われる、次のような諸特徴を持つ存在である。その諸特徴は、その時…

新版 事例 キャリア・カウンセリング 横山哲夫+今野能志+八巻甲一+小川信男

今野能志氏が、カウンセラーは「チェンジ・エージェント」であらねばならない、とよく仰っていたのを思い出す。 また、「カウンセラーとしてのアドボカシー」ということも。 カール・ロジャーズ 1982年論文。 一心理学者核戦争をこう見る 私は、あなたが、そ…

個人を活かし組織を活かすキャリア・カウンセリング 横山哲夫 / 小川信男 / 呉守夫

私が生まれて初めて、カウンセリングを受けたのは、2011年2月11日であった。 その翌年に、自分が、キャリア・カウンセラーになるなんて、その時は想像だにしなかった。 数々の出会いと、素直な気持ちが、結実したものと、感謝している。 カール・ロジャーズ …

個立の時代の人材育成 横山哲夫

―多様・異質・異能が組織を伸ばす。 この方との出会いがなかったら、今の私は、まちがいなく、いない。 学ぶということの子供のような純粋さと、始めることに年齢は関係ないということ、人間に対する、根本的な信頼感が、揺るぎないものとして感じられる。 …

フィンランド語は猫の言葉 稲垣美晴

森と湖の美しき国、フィンランド。 行ったことのない土地に思いを巡らせられるのも、読書の楽しみ。 知り合いが、フィンランドで仕事をしており、日本に帰国する前に、遊びに行くつもりだったのに~、、、、、、、、 カール・ロジャーズ 1957年の論文から 教…

日日是好日 森下典子

生きにくい時代を生きる時、真っ暗闇の中で自信を失った時、お茶は教えてくれる。 「長い目で、今を生きろ」と。 「道」を究めるというけれど、終点はない。 「自分は何も知らない」ということを知る。 カール・ロジャーズ 「行動科学における現行の前提諸条…

ハゲタカ、ハゲタカⅡ 真山仁 

経済小説では、かつて、城山三郎を好んで読んでいた。 私は民間企業、いわゆる、会社で働いているので、登場人物の考え方や人間関係に共感することがあるので、面白いと感じるのであろう。 知るための読書ではなく、経験するための読書がいいなあ。 パーソン…

ノンデュアリティって、「心」のお話じゃないんですよ! 金森将

バタ足ノンデュアリティ② Q&A+実践講座 宗教も含めて、スピリチュアルという分野で言われていることは、ほぼ同じである。 一昨日まで読んでいた、カール・ロジャーズのカウンセリングの話の中にもでてきていたが、超越的で、記述不能で、予測不能なものが確…

ロジャーズ選集(上) H.カーシェンバウム/V.L.ヘンダーソン=編

カウンセラーなら一度は読んでおきたい厳選33論文 2週間かかって、読み終わった。 10年前にこの本の一部のコピーを講義で教わったのだが、ピンとこなかった。 これだから、読書はやめられない。 下巻を図書館にリクエストしたので、また、楽しい日々が続く。…

大事なことほど小声でささやく 森沢明夫

いっとき、推理小説やスパイ小説にはまり、海外ものを中心にたくさん読んだ。 最近は、殺人が登場するものは書籍に限らず、敬遠するようになった。 森沢さんの本を全部読んでいるわけではないので、わからないが、この方の作品には一番似合わない題材かもし…

祇園白川 小堀商店 いのちのレシピ  柏井壽

感想は、読み終わってすぐに書かないと、忘れちゃうね。 これはグルメ本というより、人情ものですな。 パーソン・センタード・アプローチ 1986年の論文 の続き 成長を促進するこの風土を構成する条件は三つある。 第二の態度は受容(acceptance)であり、心…

自分を動かす名言 佐藤優

どの名言を選んでいるかで、その人の大事にしているものがわかる。 佐藤さんは、テレビにでたら面白いのにと思う。 パーソン・センタード・アプローチ 1986年の論文から 昨日の続き。 成長を促進するこの風土を構成する条件は三つある。 第一の要素は純粋性…

ボナペティ! 臆病なシェフと運命のボルシチ 徳永圭

“ボナペティ”とは、仏語で「たっぷり召し上がれ」の意味。だそうだ。 家から歩いて行ける距離に、ボナペティというお店がある。 パン屋さんだが、行ってみようかな。 パーソン・センタード・アプローチ 1986年の論文から 個人は自分自身のなかに、自分を理解…

そして、バトンは渡された 瀬尾まいこ

作品で最も難しいことのひとつにラストシーンがある。 猿の惑星のような、あっと驚くものも含めて、さりげない終わり方、余韻を引くような終わり方が好きだ。 創作する人たちはすごいね。

光 三浦しをん

著者の作品では、「まほろ駅前多田便利軒」のほうが好きだ。

タルト・タタンの夢 近藤史恵

食事や食べるものを題材にした本は、楽しいので、よく読む。 「孤独のグルメ」を毎週のように見ていて、実際に何軒かのお店にも行ってみた。 食べるためだけに、長野や埼玉や千葉や静岡に日帰りで出かけることもあった。 だけども、ビストロ・パ・マルには行…

密やかな結晶 小川洋子

こういう発想ができて、それを文章に落とし込めるのが、作家なのですね。 なんでもそうですが、自分がどう解釈するかによって、その人にとってのその作品ができあがる。 この作品は、読んだ人の解釈が千差万別なんだろうなと、感じる。 最後に、カール・ロジ…

祈り 伊岡瞬

世の中は偶然の連続という必然で進んでいるのかも。 超能力はみんなが持っているのかもしれない。 科学的といわれない、科学的に証明できない何かを信じることが大事。

邂逅の森 熊谷達也

こういう時代の小説を読むたびに、自分の幸せを感ぜずにはいられない。 一方で、物質的、環境的には不自由な時代であっても、精神的な自由さや社会の余裕が感じられ、羨ましく思ったりする。 幼少の頃に、少なからず、貧しい思いをしたことは私の宝物でもあ…

地球を斬る 佐藤優

いつの頃だったか、忘れたが、マスコミの情報は偏りすぎていると思いはじめた。 佐藤優さんの著作には、度々、ご自身が逮捕・収監されたことがでてくるが、報道も含めていろいろなことが、信じられなくなる。 もちろん、報道は解釈しなければ、それを伝える…