人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか 森博嗣

久々の森博嗣さん。

 

この本では、元も子もない記述は少ない。

 

彼らは、「寂しい」ことは悪い状態だと考えていて、友達がいれば「寂しくない」と勝手に信じている。 何の根拠もなく、そう思い込んでいるのである。 だから僕は、「寂しく」ても悪くないこと。そして「友達がいても寂しいかもしれない」ことを説明するようにしている。そんなことは信じられないと、反発する人もいるが、つまり自分の思い込みが悩みの原因だということに気づいていない(気付けない状態)といえる。さて、あなたはどう思うだろうか。

 

森博嗣さんは、感情をあまり表現されない方とお見受けするし、新書の記述は論理的であるように見えるが、実は、すごく気持ちが籠っている。

 

特に、悩める人たちへの、思いやりが根底に流れているのが、いつも感じられる。

 

優しいんだよね。

 

 

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